親の七光り2006年09月01日 13時10分14秒

以前このブログの「アナログの時代」という話で、劇団☆新感線の「メタルマクベス」について少々触れましたが、このお芝居の中で私がずーーーっと引っかかっていたことがあります。

森山未來演じる「元きよし」というお金持ちのボンボンが、劇中で「七光り三度笠」という歌を歌うのですがその歌詞、1番だけ書くと・・・

ちぃっちゃな頃から親孝行 だって最高 お父さん
お年玉は不動産 15で大家と呼ばれたよ
あ~ 親の親の親の親の七光り やましい気持ちはゼロでござんす
親の親の親の親の七光り 七じゃ足りない 八光りたい

すごいノーテンキな歌詞ですが、そもそもがタップ踏みながら歌うメタルロックな演歌というとんでもない設定なので見逃してください。(笑)で、私が引っかかる箇所、それは最後の

親の親の親の親の七光り 七じゃ足りない 八光りたい

ここなんですよ。
いやもう歌詞のオチとしては最高ですよ!今でも「八光りたぁ~い」のところでクスッと笑ってしまう。さすがクドカンって感じ。(脚本は宮藤官九郎)

でもね、私は今まで「親の七光り」って親が七光りしてるもんだと思っていたわけ、ところがこの歌詞だと息子が「七じゃ足りない 八光りたい」って言ってるように取れるじゃないですか?そこで疑問が沸いてきた。「親の七光りって光源はもちろん親だけど、その光を受けて七光りしてるのは子供の方なの?」って・・・。

そこでネット検索ですよ。
「親の七光り」というのは「親の光は七光り」が正しいそうです。そう言われればそうだったような・・・って思い出しますね!ね!
だったらここでもう答えは出ている。

親の光=(は)七光り

なんだから、やっぱり七光りしてるのは親なんですよ。ということは、歌の最後の部分「七じゃ足りない 八光りたい」は変!
ま、そこだけ親側の気持ちを歌ってる箇所なんだ~と言われれば、無問題なんですけどね。そして最後は「面白ければいいじゃん、ノリ!ノリよ~!なんとなく意味はわかるっしょ?」で済ますと。(^^;;

ところで親の七光りって何が七つ光ってるのか?というと、「たくさん光ってる」という例えとして「七光り」と言ってるだけで、「七」には特に意味がないそうです。

ここで登場するのは、我が姪なんですが「親の七光り?そんな言葉、知らない」とか言うんです。高校生なのに!!!運動ばっかりやってるから、脳みそまで筋肉になってるらしい・・・。(^^;;

そこでお説教がてら、意味を教えてやると「へぇ~、面白い!今度使ってみよう~」とか無邪気に言っちゃって・・・。思いっきり焦りました。

「ちょっと!むやみに使わないでよ!それは悪口なんだから!!!」

チケット取り2006年07月27日 18時15分21秒

水戸のチケットぴあに並んで、「噂の男」というお芝居のチケット取りをしました。普段、芝居のチケットはほとんど先行販売でゲットするので、わざわざ発売当日に並んだりするのは実は珍しいことです。(今回は先行でハズれまくりでしたの。(涙)

並んだとき私は前から4番目でした。後ろには10人ぐらいいたでしょうか?ほとんど女性です。その中で私はどう見ても 最・年・少!(笑

そこでムクムクと沸く疑問。「この人達は一体何のチケットを取りにきたんだろう?」
これがね。共通する点は年配の女性という点だけで、あとはほとんど共通点がないんです。キャリアウーマン風、楽隠居の奥様風、庶民系主婦風、お金持ちマダム風・・・。
はて?この人達に共通する物はなに?演歌?クラシック?歌舞伎?芝居?・・・これがいくら考えてもわかりませんでした。

いよいよ9時半になり、チケットぴあのお姉さんが出てきました。番号がついた紙を渡され、そこに購入希望の演目、日時、席種、枚数などを書き込みます。と、一人のおばさまが、ぴあのお姉さんに向かって叫びました。

「文化センターのさだまさしコンサートは9/29ですよね?」

あ~~~。さだまさしのコンサートかぁ!(笑
なるほどねぇ。さだまさしねぇ!納得っ!言われてみれば確かに「さだまさしファン」でくくれる顔ぶれだわ。ハハハハハ。
そっか~、水戸にさだまさしが来るのかぁ。そういえば私も昔コンサートに行ったことがあるけど、未だに並んでさだまさし見てる人がいるんだなぁ。(←失礼なやつ!(^^;;)
いっやー、長年のファンっていうのはホント有り難いもんだわね。(笑

さて開始時間の10時が迫ってくると、なんとなく緊迫したムードが流れ始めます。10時きっかりに、ぴあのお姉さんの声が響きました。
「1番目の方!9/29、茨城県民文化センター、さだまさしコンサート、お席はこちらです。取っていいですか?」

すると50代ぐらいの知性派キャリアウーマン風の女性が座席表を見て「あら~・・・1列目じゃないんですか?」とか残念そうに言っちゃってるわけですよ。
おい!おい!迷ってる場合じゃねぇ~よ!そこが今現在ベストの位置なんだからそれでいいだろ?それしかないんだよ!それでいいんだよ!はい、いいです!

「う~ん・・・じゃあそれでいいです!」

当たり前だろ!さだまさしなんかどこで見たって同じだろうが!歌とおしゃべりがメインなんだからさぁ、顔はいいだろ、顔は!さだまさしを1列目で見るメリットを教えてみろ!ええっ!むしろ後ろの方がいいぐらいじゃないのかぁぁ?。(←さらに失礼なやつ!(^^;;)

4番目の私はかなり殺気立ってました。(^^;;
あぁ、早くしないと席がなくなっちゃうーーー!!!私は全国規模の勝負なんだぞー!おまえらみたいに、茨城県内の戦いじゃないんだぞー!お願いだから早くしてよー!

2番目の楽隠居の奥様風も、もちろんさだまさしコンサート。こちらはすんなり「それでいいです」

3番目は唯一の男性。しかもおじいちゃん。おじいちゃんもさだまさしか?と思ったら・・・「3番の方、9/18、船村徹 高野公男を奏う、ですね?お席はこちらになります。取っていいですか?」
と、じじいも座席表を覗き込んで「どれ?どこ?どこよ?」

んぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
もう待てない!じじい、どけ!そこをすぐにどけ!船村徹だって~?
んな、席なんかどこでもいいじゃないかー!私は私は・・・全国規模なんだよーーー!

「4番の方~~」
あ、あたしだ!あたしだ!あたしだーーー!(涙
「パルコ劇場、噂の男。お席はこちらになります。取っていいですか?」

えーーー?
だ、だ、だ、第1希望日に取れるんですか?休日のチケットをゲットですか?(希望レベル、低っ!(^^;;)まじですか?まじですか?やったー!やったー!やったー!やったー!やったー!

ぴあのお姉さんが指さした席は後ろから3列目。でも今更そんなことにこだわってる場合ではありません。演劇のチケットは取れるか、取れないかの2つに1つの勝負!

「(即答)お願いします!」

・・・ところがいざゲットしちゃうと欲が出てくるのが人情というもの。
「でももう少し早く並んでたら、もうちょっと良い席が取れたのかなぁ~」と考えると、急にさっきのおじいちゃんの「船村徹 高野公男を奏う」が気になり始めました。

・・・さだまさしは仕方がないにしても、船村徹のチケットなんかアリなのか?!

恨み&興味で、帰ってきてからじじいの買った公演をネット検索してみました。するとそこには驚愕の事実が!

私がぴあに並んだのは7/2。でもじじいの買ったチケットは6月末にはもう発売していて、しかも今日現在、未だに「好評発売中!」

だぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!
いつだって買えたのに、今だって買えるのに、なんでそんなに朝早くから並んで買おうとするんだよぉ!あのじじいさえ、あのじじいさえいなかったら、私は3番目だったのにぃぃぃ・・・。

あーあ。年寄りの考えることって、ホントわかんないわ。(涙

アナログな時代2006年06月19日 11時46分03秒

劇団☆新感線の「メタルマクベス」を見てきました。で、毎度のことなんですが、新感線のお芝居のプログラムは凝ってる分だけ他より高い。大体いつも3,000円が相場です。(ちなみに他のお芝居のパンフは500円~2,000円ぐらい)
チケット代で12,000円、交通費が約6,000円、そこにプログラム代3,000円っていうのは、飢饉の年に年貢を出せと迫る悪代官並みの仕打ちだと思うのですが、それでもついつい買ってしまいます。

「メタルマクベス」はシェイクスピアのマクベスを宮藤官九郎が脚色し、近未来やバンドブームだった1980年代を背景に、メタルロックの音楽にのせて物語が展開してゆく・・・という、まぁこれだけじゃ全然わかんないでしょうが、詳しく知りたい人は「メタルマクベス」でググってください。(^^;;

それで肝心のプログラムですが今回はメタルロックをテーマにしてるので、プログラムは懐かしいLPレコードのパッケージでした。そしてレコードが入っているところにパンフレットが入ってるという凝りよう。

学生時代はLPレコードなど当たり前に持ち歩いていたのに、久々に持ち歩くとこれが結構でかい!更にプリンターの普及でA4・A3・B4とかのサイズに慣れている昨今、LPジャケットの正方形がなんとなく異様で邪魔くさい。

それでもジャケットの横からパンフレットを抜き出すときの感覚が久しぶりで「うわー!すっげー懐かしいなぁ!こうやって傷つけないようにそっとレコードを出したよなぁ」と感動し、そして片付ける時、ちょっと苦労しながらジャケットをビニールに入れる瞬間、再び「あぁぁぁ懐かしいなぁ!この感覚~~~」と感動しました。
そして徐々に気分は懐かしいモードに突入。

レンタルビデオとかCDとかあるけど、昔は「レンタルレコード」でした。せっかく借りたのに、それが傷だらけのレコードだったりすると「おい!これで録音、大丈夫かなぁ」とか心配しつつ、おそるおそるカセットテープにダビングして・・・。あ!今、音飛んじゃった~!やり直しだ・・・みたいな。

レコード → カセットテープ

この恐るべきアナログtoアナログのダビング!デジタル時代の今からすれば、信じられないような暴挙です。(笑)それでも当時は満足してたんですよね。カセットにダビングしておけば、レコードは傷つかないで済むし~とか。

今はネットから音楽をダウンロードしiPodで聴く時代ですが、さらに20年後、私たちはどうやって音楽を聴いてるのでしょうかねぇ?

荒川といえば・・・2006年03月17日 16時08分00秒

トリノの冬季オリンピックが終わったばかりの今

「荒川」といえば、あの人に決まっています。

が・・・

私はこの時期ですら「荒川」という文字を見ると、すかさず「良々(よしよし)」と浮かんでしまう・・・

観劇友達にそれを話すと「それはもう演劇オタ、末期だな」と言われました。

だって・・・荒川って言ったら、良々っしょーーーー!!!(by 北の国から 五郎さん口調)

映画「下妻物語」でジャスコの服来て、八百屋やってたっしょー!
「タイガー&ドラゴン」でジャンプ亭ジャンプやってたっしょー!
月9「危険なアネキ」で借金取りやってたっしょー!
今だって、「夜王」に出てるっしょー!

んなポッと出の静香なんかに、あたしの思考は変えられないわっっっ!

    日本のヒロイン < 劇団「大人計画」の変な役者

・・・こんな私に誰がした?普通の人に戻りたい。(T_T)

とりあえず誰か、劇団大人計画のチケットを私に譲ってください~。本多劇場みたいな小さい箱でやるなよー!また取れねぇーよー!

贋作・罪と罰2006年01月19日 12時24分08秒

またまた観劇の話です。(^^;;

2006年、最初の観劇で「贋作・罪と罰」(シアターコクーン)を見てきました。
野田秀樹が過去に上演した演目の再演で、主役は松たか子、他に古田新太、団田安則、宇梶剛士、野田秀樹・・・などなど。

野田さんの再演物は、昨年「走れメルス」も見ましたが、そのどちらも感想はほぼ同じ・・・。

ごめんなさい。どうか許してください。私のような軽薄な馬鹿者には、それが良いのか悪いのかさえわからないまま終わりました。ともかくなんかツルツルした壁を必死に登ろうとして、結果どこにも足がかりがなくて、一歩たりとも登れなかったという敗北感だけが残った感じです。(T_T)
3月にWOWOWで放送予定なので、その時に再挑戦したいと思います。

そもそも大昔、この芝居の原作であるところのドストエフスキー「罪と罰」を上・下巻そろえて買ったものの、上巻の途中で放り投げたまま二度と読む気がしなかった人間がみるような舞台じゃなかったのかも~。ハハハ。

で、話はさりげなく、主演の松たか子のことに移ります。(笑
今や、舞台女優という冠がつくほどの松さんですが、気づけば私は松さんが出演した舞台を4回も見ています。(ちょっと驚き!)

「オイル」「おはつ」「浪人街」そして今回の「贋作・罪と罰」です。
そのうち松さんが主演したのが「オイル」「おはつ」「贋作・罪と罰」。
助演だったのが「浪人街」(主演:唐沢寿明)でしたが、ぶっちゃけ一番よかったと思うのが「浪人街」でした。おきゃんで勝ち気でちょっとずるくて、でも主人公の男を心から愛する可愛い女性を、生き生きと演じてました。

あくまで私感ですが、松さんは主演になると肩に力が入りすぎるというか、頑張りすぎるせいで、どの役も同じに見えてしまうんですよね。
はきはきとした発声と滑舌の良さはさすがですが、声や顔の表情、演じ方など、「オイル」「おはつ」「贋作・罪と罰」どれもみんな同じ印象でした。

それにしても松たか子は舞台でセリフを言うとき、どうしてあんなに顔が歪むのだろうか?(^^;; なんかいつも怒ってるみたいに見えるのよね。
何を言ってもヘラヘラして見える野田秀樹と、たして2で割ればちょうどいいってか~?(おい!)

んなこと言ったら、大物舞台女優と言われる大竹しのぶも、独特の”しのぶ節”というか「何を見ても大竹しのぶ」って感じなんですが~。(^^;;

でも松尾スズキさんとやった二人芝居(っていうより、コントか?(^^;;)「蛇よ!」の大竹さんはナチュラルですごく良かった。要するに舞台って、主役よりも脇役の方が光る(目立つ)場所なのかもしれないです~。